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現役英語通訳ガイド限定スタディツアー『檜皮葺 Hiwadabuki』

2015年2月12日(木)

TANBA INTERPRETER

現役英語通訳ガイド(通訳案内士免許を有する方)限定のスタディツアー

京都府、兵庫県の丹波地域は、日本の伝統文化の「源流」を継承する職人の宝庫です。
その資源にふれ、体験できる、現役英語通訳ガイド(通訳案内士免許を有する方)限定のスタディツアーを企画しました。
いずれも、普段は「入れない場所/できない体験/会えない人」が揃った貴重なツアーです。
ご自身のガイド技術向上のためにも、ぜひご参加ください。

Hiwadabuki(檜皮葺)

フライヤーはこちらから(PDFファイル)

日時 2015年2月12日(木)
〈篠山口駅発着〉9:30~17:30

日本に古くから伝わる「植物性屋根(檜皮葺、こけら葺き、茅葺きなど)」。屋根葺きの技術を伝承し、日々、文化財や寺社仏閣、家屋の修復などにあたる「屋根葺き職人」集団が、丹波市山南町に工房を構えています。その規模は日本有数。江戸~明治時代は農家の副業として取り組まれていた屋根葺きですが、いまは専門職人として生業になっています。本スタディツアーでは、約300年ぶり(1705年以来)に、屋根の葺き替えを行っている「高座神社(たかくらじんじゃ・兵庫県指定文化財)」の葺き替え現場を訪ねます。足場の上から葺き替えられていく屋根とその作業を間近で見られる貴重な機会です。また自分自身の手で実際に作業体験ができるお時間もご用意しています。
また昼食会場は、昨年、国登録有形文化財に指定された「慧日寺」です。200年以上にわたって維持されてきたかやぶき屋根が荘厳な空間を体験できます。

場所 篠山城跡大書院(兵庫県篠山市)、慧日寺(兵庫県丹波市)、高座神社(兵庫県丹波市)
講師 服部花奈
定員 15名
参加費 8,800円(バス代、食事代、体験料、保険代、資料代を含む)
解説・実習指導・協力 株式会社村上社寺工芸社

※当日は屋外での活動も多くなります。暖かい格好でお越しください。また、午後から見学する高座神社では、カメラでの撮影はご遠慮いただいております。予めご了承ください。

タイムスケジュール

09:00 JR篠山口東口:受付開始
09:30 JR篠山口東口:バスで移動、ガイダンス(10分、講座の趣旨説明等)

10:00 篠山城址・大書院:イントロダクション
    自己紹介(20分)
    講師(通訳案内士)による講話またはワークショップ(50分)
    ・英語ガイドの役割、心得
    ・「日本」を伝える「視点」について〜城・社寺編〜
    質疑応答(20分)
11:30 篠山城址・大書院:バスで移動

12:00 慧日寺:昼食・見学

13:15 高座神社:講師(桧皮葺き職人)によるレクチャー(歴史、作業工程等)、作業体験(90分)

15:15 研修会場着 休憩
    講師(通訳案内士)と参加者によるディスカッション(90分)
    歴史的な建造物を伝える「視点」について

17:00 研修会場発:バスで移動、帰途
17:30 JR篠山口駅前 解散

お申し込み・お問い合わせはこちらから。
お申し込みの際は、お名前、緊急連絡先 をお知らせください。
国内募集型企画旅行条件書はこちらから(pdfファイル)


■TANBA INTERPRETERとは?
この事業は「丹波ファン拡大チャレンジ事業」助成金(兵庫県丹波県民局)により実施されます。本取り組みは、中世より「丹波国」とよばれていた現在の京都府丹波地域と兵庫県丹波地域の「唯一無二の資源」を伝えるインタープリターの方に向けたスタディツアーや講習会を実施することで、「丹波国」の魅力を発信しようとするものです。

■講師:服部花奈(英語通訳案内士)
同志社大学文学部英文学科卒業後、国際NGO地球一周の船旅でボランティア通訳として南半球を一周。帰国後、大手電機メーカーで社内通訳翻訳として勤務する傍ら、通訳案内士の資格を取得。2009年より通訳案内士として活動を開始。現在は着物で京都案内の他、バックパックを背負って熊野古道や中山道などのウォーキングツアーを案内している。オフシーズンにはツアー会社でツアー企画も行う。趣味は茶道、ピアノ弾き語り、三線。

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