Tourism

体験型プログラム・ツーリズム事業

本物は手間ひまかけてつくられるー暮らしの営みを守り伝えるツーリズム。

「本物の場所」で、「本物の技」を持つ地域の方々と連携して提供するツーリズム(体験プログラム)を創出する事業です。わたしたちは、調査研 究で得られた知見を元にした、奥行きのある丁寧なガイドを心がけています。また、連携していただく地域の方々への経済的還元を第一に考え実践 すること も、大切にしていることのひとつです。
合わせて、他地域でツーリズム実践をお考えの方々へのサポートも実施しています。(プログラムづくりワークショップの実施、当地での着地型ツーリズムプログラム研修会の実施など)

▼これまでの実績

※これまでにROOTメンバーが関わったものの実績です。

『食』 当たり前で特別なごちそうを
黒豆コンフィチュール&黒豆煮 お料理ワークショップ

【開催場所】集落丸山
【定 員】約20名程度
【講 師】地元のおばあちゃん/「ひわの蔵」高柳好徳シェフ
【主 催】一般社団法人ノオト(ROOTメンバーが企画実施に関わっています)
【担 当】月江潮

  

昔ながらのおばあちゃんの黒豆煮とスパイスが香るおしゃれなコンフィチュールの、つくり比べ&食べ比べワークショップです。里山の中のお宿「集落丸山」を舞台に、黒豆の本場篠山の伝統の味と、シェフの洗練された革新の技-その2つを体験できる絶好の機会です。エプロン持参でお越しください。

黒豆味噌づくりワークショップ

【開催場所】篠山市福住
【定 員】約20名程度
【講 師】地元のお母さんたち
【共 催】さんば家ひぐち(福住地区まちづくり協議会)
【主 催】一般社団法人ノオト(ROOTメンバーが企画実施に関わっています)
【担 当】谷垣友里

本物の丹波篠山産の黒豆と麹をすり鉢でごりごり。当日は地元の方の指導の元、昔ながらの技法で味噌をつくり、自宅に持ち帰ることができます。冬に仕込んだお味噌は冷蔵庫で寝かせて、秋に食べごろを迎えます。会場の福住集落は、格子戸や土間の佇まいを残す旧宿場町。京都から篠山城下町をつなぐ旧街道を「ぶらぶら町並み散歩」もオススメです。

▼これまでの実績

※これまでにROOTメンバーが関わったものの実績です。

『サイクリング』 寄り道こそが、その醍醐味
黒豆サイクリング

【時 期】11月下旬〜12月中旬
【開催場所】篠山市内、河原町
【定 員】10名
【講 師】地域の方々など
【主 催】一般社団法人ノオト(ROOTメンバーが企画実施に関わっています)
【担 当】片平深雪

  

師走の時期、黒豆の出荷に追われる篠山の地をサイクリング。黒豆畑で黒豆が乾燥されている様子、そして集落営農の組合が運営する脱穀場など通常は触れることのできない「普段着の黒豆」を学ぶことができる研修型サイクリングツアーです。軒先や畑で作業する方々に声をかけ、臨時でガイドをお願いすることも-道端に立ち止まっての地域の方々とのふれあいも魅力です。見学後は地元の方提供の黒豆づくりランチ付き。2012年も開催予定です。

国鉄篠山線廃線跡サイクリング

【時 期】真夏以外
【開催場所】JR篠山口駅〜福住まで 約18km
【主 催】一般社団法人ノオト(ROOTメンバーが企画実施に関わっています)
【担 当】片平深雪

  

1972(昭和47)年に廃線となった全長約18kmの国鉄篠山線をたどるサイクリングツアーです。1944年(昭和19年)、主に鉄鉱石などを運搬するために敷かれた本路線。翌年の終戦、そしてバス路線の拡充、人口縮小…時代の変化を受け廃線となりました。しかし鉄道の敷かれていたルートは「旧山陰道」をトレースするように設計されているため、廃線跡を走れば篠山の歴史を体感することが可能です。のどかな田園風景、突然現れるかやぶき民家、そして立ち並ぶ歴史的建造物-。他とはちょっと違う「廃線跡」を体験できます。

▼これまでの実績

※これまでにROOTメンバーが関わったものの実績です。

『里山』 豊かな暮らしの基本がここにあります。
わらやねワークショップ

【開催場所】集落丸山
【定 員】20名程度
【講 師】淡河茅葺保存会「くさかんむり」代表 相良育也氏
【主 催】集落丸山(ROOTメンバーが企画実施にかかわっています)
【担 当】月江潮

  

百人一首にも読まれた「苫」を編み、東屋の屋根をわらで葺くワークショップ。わたしたちの主食となるお米を収穫すると必ずできる稲藁は生活のあらゆる場面で、さまざまな形で活用された後に土に還され、次のお米作りの肥となる暮らしの根底を支える資源です。そんな稲わらの魅力を再発見、子供でもできる屋根作り体験。

はじめてのきこり体験

【開催場所】集落丸山などの里山
【定 員】11名
【講 師】きっこりーず 竹内照尚氏
【主 催】集落丸山
【担 当】月江潮

  

山に育つ一本の木から何ができるだろう。一本の立ち木がどんなプロセスを経て材となり、生活に役立つあらゆるものに変化するのかを丁寧に追っていきます。まずは切るところから、切り倒した木を材に仕上げていきます。途中、川遊びも楽しみながら、里山ですごす一昔前の夏休み。自然と繋がる濃い一日。

里山ウォーク(自然観察会)

【開催場所】集落丸山
【定 員】15名程度
【講 師】布施健吾氏
【主 催】集落丸山
【担 当】月江潮

 

集落を縫うように流れる川沿いの小道、山すその林の中、休耕地の田畑の中、湧き水のあふれる沼地など、村のあらゆる場所にはさまざまな生命が息づいています。身近な自然に目を向け、慣れ親しんだ場所であってもその環境や景観を見直したり、長いこと忘れていた思い出を呼び覚ましたり、「気づき」のきっかけ作りとなる有意義なワークショップです。