ミッション事業メンバーAbout us

ROOTとは

本物の場所で、いま、ここでしかできない体験を。
わたしたちは 「地方」をフィールドに、「暮らし」を主題にした
ツーリズム(体験プログラム)を創り出す、
プロジェクトチームです。

▼ミッション

その土地が長い時間をかけて育んだ「暮らし」に着目し、
(目に見える部分だけではなく)
目に見えない根っこまで掘り下げ探り当てた その「本質」の欠片を、
ツーリズムや体験型プログラムなどへと昇華させ、提供します。

わたしたちはあくまで「支援者」として活動します。
主役は、地域、そのものです。

root

*1 根源、根本、核心、基礎(the~)
*2 人の民族的・文化的・社会的な起源/土地などとの結びつき(~s)
*3 <豚などが>鼻で地面を掘って(食物を)探す(~ about)
*4 応援する、励ます(~ for)
*5 習慣などに根深くしみ込んだ(~ed)

▼事業

□地域資源の調査・研究・普及事業

聴く、集める、(土の下まで)掘り下げる-全てのRootsがここにあります。
地域に暮らす方々が語る貴重な「生活の知恵」、埋もれつつある生活文化「資料」、そしてこの地に集い、一緒に活動/体験してくれた方々の「生の声」を収集・記録し、まとめる事業です。
ここで集められた情報が、その他の全ての事業の「基礎(Roots)」となります。 ☞これまでの実績

□体験型プログラム・ツーリズム事業

本物は手間ひまかけてつくられるー暮らしの営みを守り伝えるツーリズム。
「本物の場所」で、「本物の技」を持つ地域の方々と連携して提供するツーリズム(体験プログラム)を創出する事業です。わたしたちは、調査研 究で得られた知見を元にした、奥行きのある丁寧なガイドを心がけています。また、連携していただく地域の方々への経済的還元を第一に考え実践 すること も、大切にしていることのひとつです。
合わせて、他地域でツーリズム実践をお考えの方々へのサポートも実施しています。(プログラムづくりワークショップの実施、当地での着地型ツーリズムプログラム研修会の実施など)
これまでの実績

□地域振興・連携事業

篠山という地に根を下ろして、一歩ずつ。
周辺地域の方々が実践している様々なプロジェクトに「仲間入り」させていただき、一緒に活動しています。ある時は拠点施設「ささやまな家」を会場に実施される協働イベントの調整役として、また、ある時は事務局機能を担当して…。「ひとつひとつのプロジェクトの状況に合わせて、価値ある関わり方を」がモットーです。☞これまでの実績

□古民家活用事業

建物の歴史は暮らしとともに。空き古民家に新しい役割を。
活動拠点となっている「ささやまな家」は、兵庫県篠山市の城下町エリア(伝統的建造物群保存地区・河原町妻入商家群)に位置する旧町家でした。市民ボランティアの手によって再生され、地域の方により管理されてきたこの古民家。2008年〜2010年、地元と観光客の交流拠点・まちづくり交流拠点施設、カフェ「toteyaney( とぅ てやに ) 」として運営。その後、ふたたび空き家になっていましたが、2012年5月よりROOTが借り受け、もう一度、子どもから大人まで老若男女が集う地域交流拠点化を目指して活用/活動しています。主な活用方法として「地域交流型プログラムの実施」「屋内空間と連続性を持つ子どものためのお庭づくり」などを企画実践中です。☞これまでの実績

□編集・出版・デザイン事業

外の目・新鮮な目で、地域資源を見直し言語化/視覚化します。
調査・研究事業によって集めた情報を編集し、発行・出版する事業です。
「地域の人の声を集めた観光ガイドブック」の企画編集・デザインや、「読み物になる調査研究報告書」の作成など。篠山地域だけに限定しない、他地域からのご要望にもお応えします。編集・出版に関しては、ROOTが中心となり声かけした編集チーム(デザイナー、ライター、フォトグラファーなどとの外部のプロとタッグを組みます)で支援することも可能ですし、地域におられる「やる気」と「技術」のある方とのコラボレートももちろん可能です。柔軟に対応します。☞これまでの実績

▼メンバー

ワークショップ ファシリテーター谷垣友里 Yuri TANIGAKI
谷垣友里

1974年京都府園部(現南丹市)生まれ、山口県宇部市育ち。両親が営む呉服屋で幼いころから絵画を見るように着物を眺めて過ごす。ふるさとの原風景は海辺の工場地帯から煙の上がる夕焼けの風景。1997年兵庫教育大学(学校教育専修コース)卒、1999年帝塚山学院大学(文学部美学美術史学科)卒。学生時代 (1997〜1999年)に「キッズプラザ大阪」オープニングスタッフ(アルバイト)で「創作工房」で初めて「ワークショップファシリテーター」という職業を経験。2001年4月に兵庫県篠山市へ。里山に囲まれた農村エリアで廃校になった旧多紀中学校の木造校舎の再生計画に携わり、地域住民・卒業生と共に 運営する子どものための博物館「篠山チルドレンズミュージアム」のオープニングスタッフとして移住。「自然と科学」「食と農」「仕事と職業」をテーマにした丹波篠山ならではの体験プログラムを企画。ワークショップ・ファシリテーターを経て、2003年〜2008年まで事業ディレクターを務める。当時、第三世代のミュージアムと言われた市民参画型の博物館として、地域の人と一緒に地域資源を活かした展示物の開発・制作を行ったことが現在の仕事の基礎となった。 2009年〜2010年一般社団法人ノオト在職期間中、地域活性化のための空き家活用・古民家再生事業に関わる。専門分野(地域調整・改修工事・開業者誘 致・資金調達など)を活かし各種団体が連携して古民家を再生するプロジェクト方式で計9軒の古民家再生に携わった。

主な担当事業:ツーリズム事業/古民家活用事業/地域連携事業

リサーチャー/ディレクター片平深雪 Miyuki KATAHIRA
片平深雪

1976年北海道札幌市生まれ。父方は1870(明治3)年に仙台(伊達)より入植、母方は1930(昭和5)年に茨城(農家)/埼玉(炭焼き専門職人)から入植した北海道開拓子孫。両親は夕張や赤平など炭鉱町生まれ。本人は生まれも育ちも札幌市郊外の工業地帯-2車線の国道とロードサイドに並び立つ大型チェーン店、高速道路のJCT、JRの貨物ターミナル、広がる新興住宅街が「心象風景」。高専に通っていた乱読時代、大きな影響を受けた人のひとりが河合隼雄氏(篠山市出身)。1996年札幌市立高等専門学校卒(インダストリアルデザイン・コース)、2000年千葉大学大学院修了(デザイン科学専攻)。修士(学術)。修士論文テーマは「『美術館』の外で行われるアート活動の持つ問題点と可能性について〜『パブリックアート』を出発点に『アートプロジェクト』も視野に入れて」。広島県の山間に位置するダムに沈む集落で行われたプロジェクト、南芦屋浜の震災復興団地でのプロジェクト等を取材し執筆。それが縁で関西に就職。10年以上前から丹波篠山エリアでの仕事を始める。株式会社生活環境文化研究所/文化農場を経て、2007年〜財団法人兵庫丹波の森協会/丹波の森研究所/研究員、2009年〜2011年一般社団法人ノオト(レンタサイクル事業:丹波篠山えこりんプロジェクト担当)、2010年〜大阪大学コミュニケーションデザインセンター/特任研究員。地域づくり計画サポート/ツーリズム企画開発/地域資源の発掘などが専門。

主な担当事業:調査・研究事業/ツーリズム事業/編集・出版事業

ツーリズム コーディネーター月江潮 Ushio TSUKIE
月江潮

1970年東京豊島区雑司が谷という下町に生まれる。海洋生物学者の父の仕事の関係で、アメリカ、フランスを含め引越し続きの日々。気がつけば小学校を転校すること6回。移動の多い人生で、一つの場所に7年以上暮らしたことがない。平成19年に兵庫県多可郡の農村に古民家を買い、土地を耕し、地域に根を張る生活を目指しつつも、なぜか旅好きのアンテナが動いて東へ50kmの篠山へ車を飛ばす日々。行きがかりの仕事、行きがかりのささやまな日々。安住の地を求めつつも、流転の人生を求めずにいられない?!育ち盛りの2児と1匹の母。

平成2年慶應義塾大学総合政策学部卒業後、一般企業に就職。平成11年兵庫県立淡路景観園芸学校専門課程終了。兵庫県認定景観園芸士。夫と営む造園コンサル、ガーデンデザイナー業の傍ら、2007年一般社団法人NOTEの集落丸山担当として企画・運営に携わる。田舎に伝わる暮らしの知恵、里山資源の活用などをテーマにワークショップやツアーを企画実施。

主な担当事業:ツーリズム事業/古民家活用事業/地域連携事業